【イングリッシュ・プレミアリーグ アーセナルvsリバプール 2022年3月16日(日本時間29:15キックオフ)】
注目のビッグマッチは、最後の砦であるアリソン・ベッカーの活躍によってリバプールが勝利を手に入れた。アーセナルの冨安健洋は負傷から復帰せずベンチ外、リバプールの南野拓実は出場機会が訪れなかった。
リバプールがボールをじっくりと持った時には4-4-2の形で引くアーセナルだったが、20分からの5分間では82%ものポゼッションを記録した。ネガティブトランジションの応酬を前線から中盤にかけて上回り、リバプールのお株を奪ってみせたのだ。
縦に早い展開に対してはチーム最速のスピードを誇るキーラン・ティアニーのカバーリングが光り、リバプールにチャンスを作らせなかった。
やりたいことをピッチに表現してみせたアーセナルだが、ゴールを脅かすことはできなかった。ガブリエル・マルティネッリのドリブルがトレント・アレクサンダー=アーノルドを上回り続けたものの、その先ではファビーニョら中盤の選手も加わった集中した守備を崩すには至らず。試合は両者の守備が光る形であっという間に前半を終え、ミスをした方が負けることになる構図となった。