■リバプールが先制ゴール

 すると51分、チアゴ・アルカンタラがフィルジル・ファン・ダイクに隠れていたラカゼットに気付かずバックパス。チアゴ自身が蹴った直後に頭を抱えたそのボールは、ゴール前でラカゼットに奪われ、アリソンと1vs1になる大ピンチを招いてしまった。

 アリソンと対峙したラカゼットは、冷静に後方でフリーとなっていたマルティン・ウーデゴーアへパス。大慌てでゴールマウスに戻ったディフェンダーの様子をしっかり見てコースを狙ってシュートを放つ背番号8だったが、なんとアリソンが右手で阻んでみせた。

 1点もののミスを助けられたチアゴは自らの良い部分を失わず、それから間もない54分、サイドバックとセンターバックの間を狙うスルーパスを通してディオゴ・ジョタの先制ゴールを生み出した。

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