■3月6日/明治安田生命J1第3節 浦和レッズ 2-0 湘南ベルマーレ(埼玉)
浦和レッズが5戦目にしてリーグ戦初勝利を掴んだ。
リカルド・ロドリゲス監督は「チャンスを作るところもできていましたし、相手に決定的な場面を多く作らせませんでした」と攻守ともに自画自賛する内容をピッチで披露。埼玉スタジアムに集まった2万人近いサポーターを沸かせた。
その湘南戦でチームに柔軟性を与えたのが、マルチロールプレイヤーの明本考浩だ。明本はワントップで先発すると、相手守備陣にプレスをかけ、さらに前線に飛び出してと攻守で活躍。60分にチームは交代カード3枚を切ると、それに伴い明本はポジションを左サイドバックに移した。それまで大畑歩夢が左サイドバックに入っていたが、それに代わって最終ラインに入ったのだ。
そして83分からは再びワントップに戻った。江坂任に代わってセンターバックの犬飼智也が入り、チームは3バックへとシステム変更。その際、60分からピッチに立つと中盤でプレーしていた馬渡和彰が左ウイングバックへと移ったからだ。明本は最前線と最終ラインの2つのポジションを行って戻ってプレーしながらフル出場を果たした。
もともと明本はユーティリティプレイヤーで、左サイドバックと中盤のポジションを両方こなしていたが、ここ数試合は最前線に立つことも増えている。まさに驚異の適応力だ。