■移籍市場での積極補強が成功
クラブは深刻な財政難に陥っているなか、今冬の移籍市場でかなり積極的な補強を敢行。ダニエウ・アウベス、フェラン・トーレス、アダマ・トラオレ、ピエール=エメリク・オーバメヤンといった新戦力が加わった。
38歳とキャリアの終盤に差し掛かっているアウベスはすぐレギュラーに定着し、的確なポジショニングとボールスキルでチームに貢献している。
そして他の3人は「不動の3トップ」として躍動。
前線ならどのポジションでもこなせて高い戦術理解度を誇るフェラン・トーレス、加入後6試合で5ゴールを決めているオーバメヤン、ワールドクラスの突破力と高いクロス技術を兼備するトラオレの3人組は、今やチームに必要不可欠なアタッキングユニットとなっている。
ナポリとのヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレーオフ2ndレグでは、右サイドを突破して中に切れ込んだトラオレのクロスにオーバメヤンがペナルティエリア中央で合わせてゴールを記録。新加入同士でのホットラインも形成されつつある。
獲得した選手がしっかりとハマり、即戦力として躍動しているという側面は、今のバルセロナの好調ぶりを語る上では欠かせない要素だ。