■2月23日/J1第2節 横浜F・マリノス 4-2 川崎フロンターレ(日産)
川崎フロンターレが2-4とショッキングな負けを喫した横浜FM戦で、ポジティブな要素もあった。その一つが、佐々木旭のプロデビューだ。左サイドバックで出場を狙っていた大卒ルーキーは、79分から登里享平に代わって登場。その左サイドバックでプレーした。
谷口彰悟と並んで最終ラインに入り、レアンドロ・ダミアンや大島僚太、遠野大弥らと絡みながら逆転を目指して戦った。セットプレーの場面ではゴール前に上がって得点も狙う積極性も見せた。
大学生ナンバーワン左サイドバックと呼ばれ、期待の星だった佐々木のデビューに、川崎サポーターはSNSで即座に反応。
〈技術が高くてめちゃくちゃ溶け込んでたのが印象的だった〉
〈マリノス相手の強度の中でも浮かれることなくプレーできてた〉
〈今日の佐々木旭の落ち着きぶりを見て、彼も橘田みたいに不可欠な存在になるんじゃないかと感じました〉
といった声が書き込まれたのに加え、
〈佐々木旭がいなくなる事を心配する未来がそのうち来る〉
と、海外移籍を早くも心配する声まで見られた。近年、川崎は守田英正(流経大/ CDサンタ・クララ)、三笘薫(筑波大/ユニオンSG)、旗手怜央(順天堂大/セルティック)といった大卒選手が次々と海外に羽ばたいており、佐々木もその路線に連なると期待されているのだ。