■もともとのポジションは「トップ下」

 佐々木は、川崎加入前は流通経済大学。当初はトップ下など前線のポジションを本職としていたが、大学2年生のときにサイドバックにコンバート。その攻撃センスを最終ラインで生かすことによって、大学生ナンバーワン左サイドバックとして、プロチームのスカウトの目を光らせる存在となった。

 実際、複数クラブからオファーを受けたが、その中から川崎加入を決断。今季から背番号15を背負っている。佐々木はこの試合で初めて公式戦にベンチ入りしており、そのまま途中出場。11分間ではあったが、日産スタジアムでプロ選手としてピッチに立った。

 登里享平という高いハードルがあるが、佐々木がピッチを躍動する日はそう遠くはないはずだ。

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