【ラ・リーガ分析】サッカー日本代表・久保建英「ハーフタイムにイ・ガンインと交代」が示す意味【久保建英に感じる一抹の不安】(2)の画像
ベティス戦での久保建英 写真:ムツ・カワモリ/アフロ

【ラ・リーガ レアル・ベティスvsマジョルカ 2022年2月20日(日本時間26:30キックオフ)】

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 プレーが切れると、マフェオとサルバ・セビージャ久保建英に対して大きなアクションでアピール。守備のタスクが多い4-4-2のサイドハーフに相応しい動きではなかった。

 挽回したい久保だったが、34分に右サイドでボールを持って放ったシュートは枠外へ。

 すると、ハーフタイムにイ・ガンインと交代することになった。

 この交代が示すのは、ゴールを目指すチームにとって、久保が不可欠な存在ではなくなっているということだ。

 加入直後から攻撃の軸となっているムリキは、75分に同点ゴール。その後勝ち越しを許して敗戦となったが、この日もしっかりと結果を残した。

 敗れたマジョルカにとって、この試合は大きな分岐点になりそうだ。

 前半終了間際にプレーメーカーであるイニゴ・ルイス・デ・ガラレタが負傷退場となってしまったが、ルイス・ガルシア監督は試合後、彼が今シーズン絶望となる可能性を示唆した。次戦から中盤の構成を変えざるを得なくなったマジョルカは、久保が再びクオリティを一手に担うのか、あるいはムリキに頼りきる方向に振り切るのか。

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