【明治安田J1リーグ 第1節 川崎フロンターレvsFC東京 2022年2月18日 19:05キックオフ】
そんな中で、トレヴィザンはダミアンや家長のプレスを受けても動じず、落ち着いてボールを保持。時間とともに縦へのパスや持ち上がりも見せるようになり、早くもディフェンスラインの軸であることを示してみせた。
もちろん、監督も選手たちも口をそろえるように、まだチームとしての連動という部分では不完全だ。たとえば、序盤は呼吸が合わない場面も多く、ベガルタ仙台で孤軍奮闘の活躍を見せていた新加入の守護神、ヤクブ・スウォビィクに戻すしかないこともあった。スウォビィクの長所がそういうプレーではないこともあり、川崎ボールになってしまうことも複数回あった。あるいは、後半になって持ち上がりを見せた時に、周りがそれに合わせられていないことがあった。
それでも、新たなチームはまだ始動したばかり。ある程度の上手くいかなさは織り込み済みだ。アルベル監督も「最初の15分はドタバタしましたが、当然起こり得ることだと思っていました」とし「しかし、それ以降はほとんどの時間で試合を支配できました」と戦えたチームを称えた。