ベルギー・ヘンクに所属する日本代表MF伊東純也が目ざましい活躍を見せている。伊東は今年で29歳になる。ベルギーで十分すぎる活躍をしている日本のスピードスターには、そろそろ欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントに進出が期待できるチームでプレーしてほしいところ。
今回は、伊東の移籍を推奨するとともにステップアップ先として相応しいクラブを紹介する。
■ベルギーと代表での目ざましい活躍
伊東は2019年2月に柏レイソルからヘンクへレンタル移籍。途中加入ながら、公式戦14試合に出場し、3得点2アシストを記録。チームはリーグ優勝を果たした。2019/20シーズンは公式戦38試合に出場6得点9アシストを記録し、チームの主力に定着。CLという大舞台も経験することになった。
そして20/21シーズンの伊東は覚醒。公式戦42試合で12得点16アシストと2桁得点2アシストを記録。ベルギーカップ決勝で先制ゴールを決め、チームの8シーズンぶりのカップ戦優勝に貢献した。
今季も伊東は絶好調。ここまで公式戦27試合に出場5得点15アシストを記録。リーグ戦でのアシストを11とし、アシストランキング4位に位置している。特にポール・オヌアチュとのコンビネーションは抜群で、今季伊東とオヌアチュとのコンビで決めたゴールは6。ベルギーリーグでは3位タイの数字となっている。
その伊東は日本代表でも大活躍。カタールワールドカップ・アジア最終予選では4試合連続ゴール中。2022年1月27日の中国代表戦(2−0勝利)と2月1日のサウジアラビア代表戦(2−0勝利)では全得点に絡む活躍で日本の救世主になった。
ベルギー、そして代表でも活躍する伊東に望むのはステップアップだ。伊東は2021年10月にヘンクとの契約を2024年6月30日まで延長。transfermrktによる推定市場価値は750万ユーロ(約9億7500万円)である。