――昨季も奇をてらうことなく、普通にプレーして勝っていた印象です。
大住「ヨーロッパのビッグチームのようだよね。個々の選手の能力の総和で勝つ、という感じ。独特のサッカーをする川崎フロンターレで、神戸の選手が何人レギュラーになれるかは分からない。でも、神戸が川崎に対抗できるチームなのは確か。むしろ、対抗しなければいけないチームだよ。川崎と優勝を争って、日本代表の選手は川崎と神戸で半々、というふうにならなければいけないチーム」
後藤「最初はアンドレス・イニエスタなどビッグネームを集めていたけど、非常に安定感やチームとしてのまとまりもある良いチームになってきた」
■一番予想が難しいのは浦和
――神戸は補強人数が少なかったのですが、同じように資金力がある浦和レッズは、出入りの激しいオフとなりました。今季の浦和はどう見ますか？
後藤「一番予想が難しいチームだな」
大住「先発起用しなかった選手は全部出したイメージだけど、去年使っている選手は出していないんだよね。その上で、新しいタイプの選手を入れてきたから、去年より落ちるということはないと思うんだよね。例えば岩尾憲や松尾佑介、犬飼智也にしても、十分に使える計算が立つ選手だから。鳥栖から来た大畑歩夢は、もしかしたらハマるかもしれないよ。新たに 獲得した全員が、レギュラーでも不思議はない存在だよ。去年も、シーズン途中で来た選手が、ばっちりはまったでしょ」
