■「オフ・ザ・ボールの質」はスコットランドで脅威に

 CFに組み込んだのは、鹿島アントラーズ上田綺世

 昨シーズンは自身最多となるリーグ14ゴールを挙げるなど、国内トップクラスの点取り屋としてその評価を格段に上げた。

 強靭な肉体から繰り出される当たりの強さや強烈なシュートが大きな武器だが、スコットランドではオフ・ザ・ボールの質が活きると予想する。

 昨季リーグ初得点を決めた第8節の柏レイソル戦では、マークについた相手DFの視線と体の向きが変わったことを瞬時に察知し、背後に抜け出してネットを揺らしている。

 また、東京五輪の3位決定戦となったメキシコ戦では、ボールを持った三笘薫がスピードを上げる瞬間に自身も加速して三笘のスペースを空けるなど、味方のためにスペースメイクをすることもできる。

 スコティッシュ・プレミアシップのCBは人に強く行く傾向にあるため、そのオフ・ザ・ボールの動きで相手をかく乱することが期待される。

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