■伊東がアシスト

 1月27日に行われた中国代表との試合では、伊東が獲得したPKを大迫勇也が決め、日本が先制に成功。後半には伊東がヘディングでゴールを奪い、伊東は全得点に絡む活躍で日本の勝利に貢献した。

 2月1日のサウジアラビア戦も伊東が躍動。

 31分、酒井宏樹からの縦パスに反応した伊東が相手に競り勝ち、右サイドを突破。最後は右足でグラウンダーのパスを供給すると、大迫がスルーしたボールに南野拓実がワントラップから相手をかわして左足のシュート。相手GKに当たるも、ボールはゴールに吸い込まれた。

 南野のアジア最終予選初ゴールを演出したのは伊東だった。相手の右サイドからのスローインを遠藤航がカット。そのままセンターサークルにいた伊東へ縦パス。伊東はダイレクトで酒井に預けると、一気にトップスピードへ。酒井は縦に走った伊東へボールを送り、伊東が相手に競り勝ってラストパスを送った。

 伊東のスピードが活きた場面で、酒井のパスも抜群だった。ボールを奪った後に素早くボールを繋ぎ、効果的に縦パスを入れ相手をうまく動かした。

 そして、決定的だったのは伊東のディフェンスへ行った相手だった。アリ・アル・ブライヒは大迫へのファウルで、開始4分にイエローカードを受けていた。それもあり。アル・ブライヒは伊東へ厳しく行けず。競り勝った伊東がラストパスを送ることができた。大迫が取ったファウルで、相手に与えたイエローの影響もあった形だ。

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