■中国戦で絶妙クロスからアシスト
1月27日の中国戦では長友がスタメン出場。ここまでアジア最終予選の全ての試合にスタメン出場を果たしている一方で、中山はここまでアジア最終予選ではスタメン出場はなし。
2021年10月に行われた前回のサウジアラビア代表戦は、長友との交代でわずか1分の出場だった。しかし、そこから中山の出場時間が増え、中国戦ではこれまでの途中出場の試合では最も出場時間の多い35分(アディショナルタイム含む)の出場となった。
その中国戦で、中山は途中出場で決定的な仕事をしてみせた。元々CBやボランチでプレーしていた中山の守備には定評があり、守備面に関しては問題はない。身長も181cmで、外国人選手に負けないフィジカルもある。そして、中国戦では左サイドを果敢に攻め上がると、絶妙なクロスで伊東のゴールを演出した。
2020年10月に行われた国際親善試合コートジボワール代表戦で、森保ジャパンで初めて左SBを務めた当初は、攻撃面よりも守備面に重点が置かれていたように思われたが、中国戦で見せたように攻撃面にも磨きがかかってきた。
所属するオランダ1部・ズヴォレではCBでのプレーが多いが、左SBでも起用されることもある。オランダでしっかりと出場時間を積み重ね、守備面だけでなく攻撃面でも成長を見せているのが分かる。