■久保は南野や大迫らと同じグループ
今回のメンバーからはキャプテンの吉田麻也が負傷で外れたが、その吉田から「任せた」と頼まれたベテランの長友佑都が率先して声を出して、グループ分けが行われた。その長友と同じグループになったのは、久保や南野、さらに大迫勇也らだ。もう一つのグループは田中碧や守田英正、伊東純也らで構成された。
この鳥かごの途中で、報道陣への公開は終わったが、報道陣がピッチから退出する際にも選手の楽しそうな声が聞こえたのだ。チームの良好な雰囲気が誰もに伝わった。
先述したように吉田が今回のメンバーから外れており、冨安健洋も負傷で途中離脱。センターバック2人を欠いた状況ではあるが、危機感や緊迫感はない。
DF板倉滉が「いつもどおり」と話せば、久保建英の口からも同じく「いつもどおり」という言葉が出てきた。笑顔に包まれた日本代表は、泰然自若の構えで勝ち点3を掴みとってみせる。