■冨安・吉田コンビの固定による弊害
現在の代表では、冨安の相方でありキャプテンである吉田麻也も負傷によって離脱。最終ラインの要が同時にいなくなるという緊急事態を迎えてしまった。
さらに、森保一監督はワールドカップ最終予選において、初戦のオマーン戦を除く5試合で冨安・吉田コンビをフルで起用(オマーン戦は吉田と植田直通がフル出場)。ここまでこの2人を固定で使ってきたために、他のCBの代表での試合勘が懸念される。
また、今回の最終予選では連戦の最初の試合に苦戦中。27日の中国戦では、これまで最終予選で出場機会のない板倉滉や谷口彰悟、中谷らのパフォーマンスがカギを握るだろう。
冨安・吉田という絶対的な守備のキーマンを欠いたなかでの森保監督の采配、チームとしての戦い方に着目したい。