日本サッカー協会(JFA)は1月22日にオンラインで会見を行い、ワールドカップカタール2022・アジア最終予選グループB第7節中国代表(1月27日)、第8節サウジアラビア代表(2月1日)戦に臨む日本代表メンバー23名を発表した。
今回は、前回の代表戦より招集人数が少なかった。森保一監督の会見での発言からは、呼びたくても呼べなかった選手たちがいることが感じられるが、その理由とはなんだったのかーー。
■森保監督の会見での発言
コロナ禍で試合が開催されるため、いつ不測の事態が起こるか分からない。また、怪我や出場停止などで離脱する選手も出る可能性もある。そのため、以前はより多い人数を招集していたが、今回は23名の招集となった。
森保監督は、メンバー発表会見で「残念ながら、毎回活動の際には招集できる人数も決まっていますし、これまでの活動と今の選手の状態。そしてこれからどうチームを作っていこうという中で総合的に考えて、あまり変わってないと思われる方もいらっしゃるかもしれないですが」と話しつつ、「現時点では(このメンバーが)ベストだと思い招集させてもらいました」と語った。
また、森保監督はコロナ禍での代表招集に関して「今回どのような状況でも代表チームに参加することがその選手にとっての成長に繋がる、チームにとっても結果を得られるということは考えましたが、やはり長期間の中でプラスに選手を呼ぶという部分。海外組であれば長時間移動して来て、いろんなチーム内での競争の中で勝っていくのも難しくなったりとか、リスクがある中で選手が来て代表チームに合流してくるリスク等々を考えた時にどうしたらいいのかという判断になりました」とコメント。
気持ちとしては、23名以上呼びたかったのだろうが、リスクなどを考え、呼びたくても呼べなかった、という選手がいたはずだ。