■ドイツでブレイクの22歳大型CB

 日本の主将で絶対的存在である吉田麻也が怪我で今回の代表招集は見送りとなった。相棒の冨安健洋以外のCBでいうと、今回選出されたメンバーは谷口彰悟板倉滉植田直通、代表では左サイドバック起用が多い中山雄太もいる。その上で、上記のようなリスクがなければ、もう一人CBを呼べたのかもしれない。

 それが、最近シュトゥットガルトで活躍している伊藤洋輝だ。同選手に関してはシュトゥットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督が1月22日に行われたフライブルク戦前の会見で言及。伊藤に代表招集への打診があったが、結局代表へは合流せず、クラブがスペインで実施する合宿に帯同することを明かしていた。

 森保監督とマタラッツォ監督の発言を考えると、伊藤の招集をクラブへ打診していたものの、様々なリスクを考え、今回は招集を見送ったということなのだろう。また、伊藤はA代表経験が一度もない。感染リスクがある中でアジア最終予選で代表に招集し、コンディションなどを下げてしまうのであれば、見送るべきだと判断したのかもしれない。しかし、伊藤に関しては森保監督も呼びたかった選手だったのだろう。今後、吉田の後継者として成長できるか注目だ。

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