■旗手を見送った理由
森保監督は移籍直後の選手に関しては招集を控える傾向にあった。しかし、今回、同じくセルティックに移籍したばかりの前田が招集されている。
その理由について森保監督は「１試合しか試合をしていない中で招集ということについては、まず大然のキャラクターであったりプレーのクォリティーを知ってる監督がいる中での移籍だということ。それはすごい大きいアドバンテージ。この招集の判断に至ったところの大きな理由」とコメント。
横浜Ｆ・マリノス時代から前田のプレーをよく知るアンジェ・ポステコグルー監督がセルティックを指揮しているから、前田は招集できたのだと明かしている。
さらに森保監督は「移籍した直後、監督が選手の特徴をよく知らない中で起用を考えたりとか、チームにどう馴染むかと揺れている中であるならば招集を控えたかもしれないですが、もう大然の使い方をポステコグルー監督は頭の中に描いて獲得していると思いますし、大然自身も他の日本人と一緒にいますし、彼自身も海外移籍２度目の移籍であったりとか、という理由を考えて招集させてもらいました。まず監督が選手を知っているというのは大きいと思います」と明かしている。
そうしたところから読み取ると、旗手に関してはセルティックに移籍したばかり。デビュー戦でＭＯＭを獲得したとはいえ、まだ１試合しかこなしていない。まずはチームに慣れること、そして代表では主力ではないということを含め、リスクなども考慮した結果だったのだろう。それでも、今後に向けて代表に呼びたい選手であるのは間違いない。あらためて、その動向には注目したい。
