■実はバラエティ向き?

 実は目立ちたがり屋という一面を持つ板倉だが、他にも打ち出していきたい側面があると藤川さんは語る。

川崎フロンターレで育って、マンチェスター・シティに移籍してと、エリート街道を歩み続けてきたと思われがちだと思うんです。確かに、キャリアを一見するとそうなんですが、いろいろな挫折を経験しています。フロンターレでもフローニンゲンでも、まったく試合に出られない時間があったんです。

 いまでも、彼を見る人のイメージと板倉の本当の姿には、まだギャップがあると感じています。ファンサービスをするのも、誰に対しても態度が変わらないのも、彼の旺盛なサービス精神の表れで、どちらかというとバラエティ番組向きの性格なんですよ。そういう面も出していきたいと思っています」

 子どもの頃から一緒に成長してきた藤川さんの言葉だけに、説得力がある。

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