■レトロな内装と民族衣装の洒落たレストラン
地下鉄で旧市街まで出てクレムリンを観光。また、ヴォルガ川を横断する有名なロープウェーにも乗りました。北岸の人たちが南岸を訪れるためのロープウェーなのですが、何しろ“母なる大河”を越えるのです。「ヴォルガ川と街を見下ろす風景は一見の価値あり」というわけで観光客にも大人気です。もっとも、北岸に着いても駅の周辺はただの地方都市ですから、そのまま再びロープウェーに乗って帰ってくるだけなのですが……。
観光を済ませた僕は、ニジニ・ノヴゴロド・クレムリンの外壁沿いの道を下ってヴォルガ川の川岸まで行ってみました。そして、河畔に「ピャトキニ」という有名なレストランがあったので、そこでスズキのグリルをいただいたのです。
まるで20世紀初頭のようなレトロな内装。民族衣装のウェイトレスの洒落た店でした。
川魚は独特の臭みがあることが多いですが、スズキというのは海にもいる魚だからでしょうか、まったく川魚っぽくはありません。脂がよく乗っていて、とても美味しい魚でした。