後藤健生の「蹴球放浪記」第93回「ロシアで食した美味しいものたち」の巻(2)「母なる大河」のほとりで出会った「スズキさん」の画像
ニジニ・ノヴゴロドでクレムリンから臨むヴォルガ川 提供/後藤健生
■ヴォルガ川のスズキ

 蹴球放浪家・後藤健生は、多くの国を歩いてきた。まだ訪れたことのない国もあるが、研究には余念がなく、下調べは進めている。ワールドカップが開かれた2018年のロシアでは、旧ソ連の偉大な文化に触れた。

■東洋風なところもあるジョージア料理

 日本のロシア料理店などでもジョージアのワインはよく置いてあります。ロシアは寒すぎるのでワインはあまり造られていませんから、ロシアではジョージアやアルメニアのワインが数多く出回っているのです。

 4年前のロシア・ワールドカップの時もジョージアのワインやジョージアの料理には大変にお世話になりました。モスクワには各国料理のレストランがありますが(ロシア風にアレンジされた寿司店も数多くあります)、中でもジョージア料理はそれこそ街の至る所にあるのです。

 濃厚なチーズベースのジョージア料理。ちょっと東洋風なところもあり、大変に美味しいものでした。本場で食べたら、どんなに美味しいことか……。コーカサスの山の中で景色も大変良いところでしょうし、独自の文字など文化的にも魅力的。サッカーの試合とは関係なしに、そのうちに行ってみたいものです。

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