年が明けたばかりだが、移籍のニュースは続いている。チームの始動に向けて、着々とチームづくりが進められているのだ。
東日本と比べて、西日本のJクラブのこのオフの補強は、ややおとなしい印象だ。それでも、ガンバ大阪はなかなかに興味深い選手を獲得した。
年が明けて発表されたのが、齊藤未月の期限付き移籍での獲得だ。湘南ベルマーレからの加入となっているが、ここ2シーズンはロシアでプレーしていた。出場機会は少なかったものの、年代別の日本代表に選ばれるなど、その能力は高く評価されてきた。リーダーシップも併せ持ち、強いキャラクターを備える選手の加入は、チームの大きな刺激になり得る。
同じ大阪を本拠地とするセレッソ大阪からは、逆に人材が羽ばたいていった。坂元達裕が、ベルギーのオーステンデへと期限付き移籍したのだ。
日本の会社がオーナーとなっているシント=トロイデンを筆頭に、ベルギーには日本人を獲得するクラブが増えている。もはや「ベルギー組」と呼んでいいほどだが、現在イングランドでプレーする冨安健洋も、この国からステップアップしていった。日本代表にも選ばれたことがあるだけに、より大きくなって凱旋するかもしれない。
ここでは東日本と西日本に分割しつつ、2021年シーズンを戦った20クラブに加え、2022年にJ1へと昇格する計22クラブから正式発表された動向をまとめた。
(画像でポジションと名前の間にある「完」は完全移籍、「期」は期限付き移籍、「復」は期限付き移籍からの復帰、「昇」は下部組織からの昇格を表す。「新」は高卒、あるいは大卒の新人選手。ポジション名の背景がピンクの選手は、今回新たに情報を更新した選手)