■「トルメンタ」のような派手さはないものの…
ペナルティエリア内で数人が手をつないで円陣を組んで回転する、対戦相手の高川学園が得意としてきた「トルメンタ(スペイン語で嵐)」のような派手さはない。しかし、青森山田のセットプレーには「正確」という武器がある。
キックの質はもちろんだが、エリア内の選手が誰も動きを間違えない。全員が豊富なパターンのセットプレーを共有できており、それを正確に実行できている証拠だろう。
強力な青森山田のセットプレーに対し、1月10日の決勝戦で対戦する大津高校(熊本)がどのように対応するのかも注目したい。