2022年シーズンは、すでに動き出している。1月半ばには訪れる始動日に向けて、Jリーグの各クラブはチーム編成を進めている。
サッカー批評では、J1クラブの動向をチェック。移籍の噂やクラブからの正式発表をサーチして、2022年の最速スタメン予想を試みた。「あなたのクラブ」は、どんな新しい姿を見せてくれるのか...。
■前田が抜けた穴はどうする?
横浜F・マリノスから、重要な選手が羽ばたいていった。セルティックへと移籍した前田大然である。
2021年シーズンに23ゴールを決めてレアンドロ・ダミアンと並んで得点王となった決定力はもちろん、異次元のスプリント回数を前線からのプレスにも活かしていた守備力が失われることも、チームにとっては痛手となるはずだ。
前田は買い取りオプション付きの期限付き移籍で、夏にはある程度の移籍金が入って来ることにはなりそうだが、ここまでの補強はおとなしめだ。ティーラトンが母国に帰った左サイドバックのポジションには、永戸勝也と小池裕太を獲得。これで計算は立つだろう。若手の起用を好む外国人監督の下でどうなるか分からないが、藤田譲瑠チマは未来への投資の意味合いも大きそうだ。その他、ほとんどは期限付き移籍からの復帰である。
気になるのが、前田が抜けたポジションの穴埋めだ。前線の選手として西村拓真を獲得したが、これまでのプレーを考えるとウィングよりも中央でのプレーにフィットしそうだ。