■両リーグを代表するチーム同士の対戦
水戸会場の第2試合は、なでしこリーグで優勝したFC伊賀くノ一三重が、浦和レッズレディースに挑む好カードだった。
浦和はWEリーグ開幕から絶好調で4連勝したものの、その後、下位チームに対する取りこぼしが続くなどして、WEリーグでは現在3位という状況ではあるが、昨シーズン、WEリーグ発足前のなでしこリーグ・チャンピオンであり、また昨年の皇后杯のファイナリストでもある。
この試合は、いわばWEリーグとなでしこリーグを代表するような両チームの対決だったのだ。
伊賀はなでしこリーグ1部で17勝2分3敗の勝点53を記録し、2位のスフィーダ世田谷(東京都)に12ポイントもの差を付けて優勝を決めている。なでしこリーグは各クラブ22試合が行われたのだが、これを今シーズンのJ1リーグと同じ38試合に換算してみると勝点約91.5という数字になる。つまり、伊賀FCの勝率は今シーズン勝点93を記録した川崎フロンターレに匹敵するような圧勝だったのだ。
得点数も53。1試合平均で2.4点ということになる。代表クラスの選手はいないものの、その攻撃力は高い。