■イングランド代表を見習え?
大住「この冬で前田がヨーロッパに移籍したら、どうなるだろう。「新しいチームに慣れるまでは」とか言って、使わないかもしれない。もしかしたら、かなり調子が落ちている可能性もある。11月に使っておけば、一番良い時の前田だったのに、と思うわけ」
後藤「選手の「旬」をいかに見逃さずに使うかは大事な点だよね。古橋亨梧だって、ずっとセルティックで点を取り続けるかは分からない。当然ケガ人も出るだろうし、全員が元気でそろうことはないんだから。そういう点を考えると、1、2人がケガをしても代わりはいっぱいいる、というのがいまの日本代表の強さではあるよね」
大住「イングランド代表はいま、若い選手をすごく多く使っているよね。全員がプレミア組だから使いやすいのかもしれないけど、伸び盛りの勢いをそのまま代表に活かして、うまくやっているような気がする」
後藤「確かにイングランドのやり方は、この数年うまくなっている。ただ、ワールドカップ本大会になると、大したことないんだよね。前回のロシア大会でも、予選では素晴らしかったんだけど、本大会ではそうでもなかった。日本代表がベルギーに負けた後、対戦相手がイングランドだったら勝てたかもしれないなと思ったし。どちらがチームづくりの方法として良いのか、言い切ることはできないな」