■シーズン途中加入の2人が得点ランク1・2位に!

 チーム内得点ランキングに目を移せば、得点王はFWキャスパー・ユンカーで9得点。2位は江坂任で5得点、3位は田中達也、明本、汰木の4得点。上位5人のうち4人が新加入選手となった。

 ユンカーは加入直後から得点を量産。後半にはやや失速した感もあったが、コロナ禍での途中加入という難しい状況を乗り越える活躍だったと言えるだろう。

 江坂も同様で、8月9日の札幌戦で浦和デビューを果たすと攻撃のタクトを振るってみせた。天皇杯決勝という緊迫した試合で先制ゴールを生んだのも江坂だった。一度は追いつかれたとはいえ、このゴールがタイトル獲得を導いた。このゴールに代表されるように、ビルドアップはうまくいくものの歯がゆい場面も見られた江坂加入前のレッズにアイデアをもたらした。シーズンを通して試合に絡み続ければ、2ケタ得点も期待していいだろう。

 ゼロトップを採用したこともあって、純粋なFWの選手の得点は決して多くない。来季の陣容はまだ見えてこないが、浦和に久々のタイトルをもたらしたリカルド・ロドリゲス監督ならば、新たなチームを作ってくれるはずだ。

PHOTO GALLERY ■【画像】浦和の出場時間ランキングと得点ランキング■
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