■21歳のセルビアの逸材

 セリエAのフィオレンティーナに所属するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチも今冬の移籍市場で注目の一人だ。2018年にパルチザン・ベオグラードからヴィオラ(フィオレンティーナの愛称)へやってきたセルビア人FWは徐々に頭角をあらわし、市場価値が急騰。ヴィオラ加入当初は100万ユーロ(約1億3000万円)ほどしかなかった市場価値は今では5000万ユーロ(約65億円)だ。

 ヴラホヴィッチは昨季、21ゴールを決めセリエA得点ランキング4位に入った。今季も得点を量産する若手注目株は、今季ここまで16ゴールを記録。現在得点ランキングトップに立っている。そんなゴールハンターの契約は2023年6月30日までだが、契約延長交渉が難航。そこで今冬の移籍市場での移籍話が浮上。ユベントスを筆頭にアーセナルやアトレティコ・マドリードが獲得に興味を示しているという。

 ユベントスはここに来て調子を取り戻しているとはいえど、現在セリエAで5位と低迷。クリスティアーノ・ロナウドの後釜としての期待もかかる。さらにアーセナルは規律違反により、ピエール=エメリク・オーバメヤンの主将を剥奪。放出の噂も出ており、新たなストライカーの獲得が噂されている。果たして、注目銘柄であるヴラホヴィッチはどのクラブへ移籍することになるのだろうか。

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