■片野坂監督「運というか、やはりそういうものを持っている」
浦和はピッチの上で柔軟性を見せ、「大分もやり方を少し変えてきて、長身の選手を入れてきたので、われわれとしても形を変えました。後ろに重心を重くして1-0を守り切る形に」(リカルド・ロドリゲス監督)したが、一度は追いつかれてしまう。大分も、川崎戦同様に試合を持っていく“気迫”にあふれていたが、「コーナーキックの2次攻撃で素晴らしいボレーと、槙野くんの運というか、やはりそういうものを持っている選手なのか」(片野坂監督)という、“サッカーの神様の領域”で決まった部分もあった。
浦和は来季、ACLに挑む。3度目のアジア制覇に向けて、リカルド・ロドリゲス監督はさらにチーム作りを加速させるはずだ。天皇杯を獲得して勢いづいたリカルドレッズが、アジアを舞台にまたしても大暴れしてみせる。