試合中に浦和レッズ・関根貴大が号泣! 83分にピッチで起きた「涙を誘う出来事」とは?【2021年天皇杯は浦和が制覇】の画像
優勝した浦和レッズ 撮影:中地拓也
■【画像】関根が泣きながら宇賀神と抱擁し、涙をこらえながらピッチを去る姿■

■12月19日/天皇杯決勝  浦和レッズ 2-1 大分トリニータ(国立)

 リカルド・ロドリゲス監督の就任1年目で挑んだ天皇杯決勝戦は、タイトルマッチであるだけでなく、“惜別”の意味も持っていた。大分トリニータは片野坂知宏監督の退任が決定しており、この試合が6年間率いた大分での最後の試合。かたや浦和レッズは、阿部勇樹の引退、さらにDF宇賀神友弥とDF槙野智章の退団が決定。この試合が3人にとっての浦和レッズ最後の試合でもあった。

 この日のスターティングメンバーに3人の名前はなかったものの、宇賀神と槙野はベンチ入り。メンバー外となった阿部は、スタンドから試合を見守った。キックオフは14時。大挙して駆けつけた浦和サポーターが国立競技場の観客席を真っ赤に染めた中で、試合が始まった。

 試合は早くも6分に動く。大分サポーターの目の前で、右サイドから関根貴大がマイナスに折り返したボールを江坂任がきれいに流し込んだのだ。天皇杯準決勝では、川崎フロンターレが幾度も決定機を作りながら耐えた大分守備陣を、開始早々に破ったのだ。

 前半は基本的に浦和ペースで進んだものの、追加点は奪えず1-0で折り返し。大分のシュートを1本に押さえこんだ状態で後半に入ったが、後半はその流れが大分に傾く。浦和がブロックを敷いて大分の攻撃を受けたこともあったが、大分が攻撃にタイトル獲得に向けてボール保持を意識するようになったのだ。

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