浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、10日に定例会見を行い、12日に行われる天皇杯の準決勝について、試合の展望を語った。
準決勝の相手はセレッソ大阪。ルヴァンカップの準決勝でも対戦したため、今季の対戦はこれで5度目となる。ルヴァンカップの準決勝はホームとアウェーの2戦の合計で突破が決まるが、C大阪に2戦ともゴールを決められ、浦和は準決勝で敗退した。
一方、天皇杯は一発勝負。しかし、浦和は2試合連続で無得点に終わっている。リカルド監督はこのことについて、
「一発勝負はもちろん、どのような試合でもサッカーでは先に点を取った方がアドバンテージを得る。先制点は大切だが、いかなる状況であっても闘い続けることが重要だと思う。リードしていても油断をしない、リードされていても闘い続けることが必要。選手たちはこのようなノックアウト方式の決戦を何度も戦ってるので、ストレスがかかった中での戦い方は分かっていると思います」
と話す。
「準備自体はいつも通りだが、試合の形式が違うことによって、実際に試合が始まったときに違ったところが見られるはず。たとえば、ルヴァンカップの場合はホーム&アウェイなので、1試合目をプレーしている時にも、2試合目のことが頭のどこかにあると思う。
今回は、同点の場合は延長も含むが、90分の1試合で決定する場合は、集中力がさらに高まると思います。今までの天皇杯の試合を見ても、選手たちはスイッチが入って、高いレベルでプレーしていたので、それがもう一度見られることを期待している」
と、選手たちへの信頼を寄せた。