■一番の期待は今季J1得点王
しかし今回のメンバーで誰よりも燃えているのはFW前田大然だろう。今季のJリーグ得点王。爆発的なスピードとゴール前にはいりこむタイミングの良さで23得点を記録した。11月の2試合にも日本代表メンバー入りしていたが、ベトナム戦、オマーン戦とも、23人のベンチ入りメンバーからもれ、スタンドでの観戦という悔しさをかみしめた。
だが欧州組を含めて現在の日本のストライカーで最も「ゴール」のにおいがするのは、セルティックでスターとなったFW古橋亨梧とこの前田をおいていない。前田が攻撃陣に加わることにより、停滞ぎみの日本代表の攻撃が劇的に変わるのではないかと、私は期待している。それだけに、このウズベキスタン戦で目に見える活躍をしてほしいと思う。
だが不確定要素もある。前田はこの冬に欧州に移籍する可能性が高いことだ。1月に移籍が決まったら、少なくとも、ウズベキスタン戦への招集はできなくなる。そして新クラブに慣れるためにワールドカップ予選2試合への招集も見送られることになるかもしれない。