■12月06日/Jリーグアウォーズ
「2021Jリーグアウォーズ」が12月6日に行われ、今季の最優秀ゴール賞に名古屋・柿谷曜一朗が決めたゴールが選ばれた。
対象となったゴールは11月27日に行われたアウェイのセレッソ大阪戦で決めたもので、スコアレスで迎えた67分、ペナルティエリア内で味方選手がロストしたボールを、ゴールを背にした状態で自らボールを浮かせると、そのままオーバーヘッドシュートを叩き込んだものだ。技術的にもひらめき的にも、柿谷の才能が存分に表れたゴールだった。
この試合は、柿谷にとって古巣対決であり、さらに、引退を表明していた大久保嘉人との対戦でもあった特別な試合。それだけに、「大久保嘉人さんの前でゴールを決められたことがすごくいい思い出になりました。僕自身、大久保選手の素晴らしいゴールをたくさん見てきた結果、サッカー選手になれたと思う」と、“恩返し弾”を振り返った。
この試合は、柿谷が先制ゴールを決めたものの、その後、2失点をして敗戦。古巣相手に勝利を掴むことはできなかった。しかし、“先輩”の前で決めた得点が今季のベストゴールに選ばれたことで、少しは溜飲が下がったかもしれない。
ちなみに、このゴールはJ1リーグ月間最優秀ゴールの「11・12月度」に選ばれている。