■冨安への注目は続く
1点差でありながら上位を狙うチームとの差を感じてしまうのは、単純な選手の差だけでなく、試合の中でなかなか修正が行われないからだ。
試合後、アルテタ監督は「年長のプレーヤーがチームをリードし、若いプレーヤーがそこから学ばなければならない」とピエール=エメリク・オーバメヤンやモハメド・エルネニー、パーティーらの奮起に期待を寄せたが、そこ以外にも改善しなければならない部分はある。
押し込まれながらも最終的にはポゼッションでは上回ったものの、アンフィールドで4失点、オールド・トラッフォードで3失点。アルテタ監督は「あれ(リバプール戦)から長い道のりを歩んできた」と改善に一定の満足を示したが、それはあくまでも2点を奪うことができた攻撃面。次はこの試合を受けて守備面を再び作り直していくことになるだろう。
その時、冨安にはどういう役割が与えられ、そしてどう期待に応えるのか。日本だけでなく、現地でも引き続き注目される存在であることに変わりはない。
■試合結果
マンチェスター・ユナイテッド 3-2 アーセナル
■得点
13分 エミール・スミス・ロウ(アーセナル)
44分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
52分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
54分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
70分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)