調整が続いていた浦和レッズのFWキャスパー・ユンカーが11月30日に行われた公開トレーニング後にオンラインで取材に応じた。完全復帰を宣言したユンカーは、シーズン終盤の意気込みを語った。
デンマーク出身のユンカーは4月に浦和に加入。5月にリーグ戦デビューを果たすとそこから連続ゴールを記録し、その月のMVPにも選ばれた。
しかし、リーグ戦が中断した8月に右頬骨骨折のために手術を受けたりと、コンディション不良に苦しみ、中断明けはベンチスタートや選出外の試合が続いた。11月7日に行われた第35節の鹿島戦でリーグ戦のスタメン復帰を果たしたが、インパクトを残せないまま、ハーフタイムで交代。現在、2試合連続でベンチ外となっている。
ユンカーはこの日のトレーニングの全体練習に完全合流し、紅白戦などすべてのメニューをこなしたが、自身のコンディションについては、「10月10日のルヴァンカップ準決勝のC大阪戦で脚の付け根を負傷した」と明かし、「(10月16日に行われた)G大阪戦を治療のために休んで、そこから2・3試合に出たが、(復帰について)少し時期が早かったのかもしれないと思っている。それでも、(11月の)国際Aマッチ期間中に別メニューでしっかり治療できたので、状態は良くなっている。(脚の付け根の痛みは)100%ではないが、プレーできる状態です」と話した。
久しぶりの全体練習についても、「ボールフィーリングも良く、筋肉を起こすことができた。(復帰直後なので)練習をしっかりこなすことと、(コンディションを)悪化させないことのバランスを取りながらやっていきたい」と、手応えを感じた様子だった。