■移籍噂の川崎F主力SB
前回の代表戦で初招集となったが、代表デビューはお預けとなったのが川崎フロンターレの旗手怜央だ。川崎Fでは大車輪の活躍で今季のJ1優勝に貢献。東京五輪では5試合に出場し、1アシストで日本のベスト4進出にも貢献した。
旗手の魅力はやはり攻撃力だ。中山とは違って前への推進力がある。フィジカルも強く、ボール奪取もできる。もう少し守備力が上がれば、日本代表での出場も見えてくるだろう。さらに、ユーテリティー性とポリバレント性も旗手の魅力。SBのみならず、インサイドハーフ、さらには左ウィングでもプレーすることができる。どのポジションでもソツなくこなせるのだ。
旗手には現在、古橋亨梧が所属するスコットランドの名門セルティックが興味を示している。海外挑戦は同選手にとっても良い選択となるだろう。さらにレベルアップして、代表定着を狙いたい。