リカルド・ロドリゲス監督を迎えてスタートした今シーズン。浦和レッズの大きな特長として、新加入選手や若手選手が躍動したことが挙げられる。さらに、MF阿部勇樹の現役引退、DF槙野智章とDF宇賀神友弥の契約満了など、ベテラン選手の退団が発表され、世代交代も一気に進んでいる。
2019年に掲げた「3年計画」も、いよいよ2年目の終盤に。「リーグ優勝」という3年目の目標を達成するために、浦和レッズは変革期を迎えている。
現在の浦和の強みは、複数のポジションをこなせる選手が多数いることだ。MF明本考浩、MF小泉佳穂、MF江坂任、MF伊藤敦樹、DF西大伍、DF酒井宏樹などは様々なポジションでプレーが可能で、試合中のシステム変更にも対応できる。来年もリカルド監督が好む4-2-3-1のシステムが基本形になるだろうが、彼らのようなユーティリティプレーヤーをどこに配置するかで、同じ布陣ではあってもスタメンの顔ぶれも変わってくるだろう。