【明治安田J1リーグ 第37節 湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティス 2021年11月27日 14:03キックオフ】
リードを得た徳島は、守りに入ることなくいつも通り「押し込んだあとにもう少しボールを保持して相手を動かす」ということを実行し続けた。
藤田や鈴木徳真がボールを持って湘南の選手を動かす、ということを軸にして穴を見つけ続けるように試合を続けると、守りから入り続ける湘南は攻撃に転じても勢いを出せず。いつものプレーをさせてもらえない状況で、2年前とは違いリードをしてからもいつも通りのプレーを続けてみせた徳島が、望みを繋ぐ勝利を手に入れることを達成した。
もちろん、決して簡単なことではなかった。試合終了の笛が鳴ると、岩尾は喜ぶ選手たちの手前で座り込んだ。いつも通りに戦い続けたが、いつも以上に足にきていた。それでも、確かにやりきった。
試合後、岩尾は2019年との比較に対して「大前提として、そこにいた選手と今いる選手は違うので、2019年にいなかった選手に敬意を払って話をしなくてはいけない」としつつ「しっかりプレーすることができたことに関しては自分の成長も感じましたし、それがチームの助けになったと思います」と続けた。