■“助っ人ガチャ”に頼る不安定さ
こうしてみると、外国人選手の活躍が欠かせないチームでありながら、その活躍する年数は短いチームであることが分かる。言い換えれば、外国人選手の“ガチャ”に頼らなければいけない不安定さの上に常に成り立っていたともいえるし、長年、同じ選手が活躍できる素地がないともいえる。
仙台同様に、決して財政規模で潤沢ではないあるＪ１チームの関係者が、「ウチは立地的にも財政的にも実力のある日本人選手を獲れないから、外国人選手に頼るしかない」と語るように、仙台だけがその力に頼っているわけではない。一方で、その不安定さは常につきまとう。
仙台は来季をＪ２で戦うが、どのような選手層を揃え、どのようなスタイルで戦うのか。「Ｊ１昇格」を目標に、短絡的に挑んではいけない。
