■すでに始まっているJ1復帰の道のり
J2降格は決まったが、J1復帰への道のりはすでに始まっている。
前回J2降格を味わった2007年のオフには、39歳の山口素弘が引退し、38歳の小村徳男が移籍し、そのシーズンに加入したばかりの奥大介が引退し、奥とともに横浜F・マリノスからやってきた31歳の久保竜彦も移籍している。経験あるベテランに託したJ1残留の夢が破れた後、12シーズンもJ2で戦い続けることとなった。
前回の経験を活かすことはできるのか。
今回も、高橋秀人や伊野波雅彦という日本代表経験のあるベテランが、降格決定時点で20試合前後の出場機会を得ていた。43歳の中村俊輔も降格が決まったヴィッセル神戸戦には出場しており、プレーのクオリティは示していたが、来季のJ2で頼ることができるのか。