浦和レッズ・阿部勇樹、槙野智章、宇賀神友弥…「1週間で3人」ベテラン退団発表にユース出身・関根貴大の万感の思い「不安大きいが引き継いでいく」【浦和レッズREBORN(1)】の画像
今シーズン限りでの引退を発表した浦和の阿部勇樹 撮影/中地拓也

■11月20日/J1第36節 浦和レッズ横浜F・マリノス(埼スタ)

 20日に行われたJ1第36節では、浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦し、ホームの浦和が2-1で勝利した。

 今週、浦和には大きなニュースが続いた。ワールドカップ出場経験もあり、今シーズンは4年ぶりにキャプテンを務めた40歳のMF阿部勇樹が、今シーズン限りでの現役引退を発表。さらに、2017年のACL優勝や2018年の天皇杯獲得にも貢献し、チームの主力として長年在籍したDF槙野智章とDF宇賀神友弥も契約満了が発表された。

 レジェンドたちの退団の知らせに、浦和のサポーターのみならず、サッカーファンにも激震が走った。急速に世代交代が進む中で迎えた今節。阿部はベンチ外となったが、槙野と宇賀神は共にベンチ入り。試合は、前半18分にMF伊藤敦樹のゴールで浦和が先制すると、後半開始早々にもMF田中達也が追加点を奪い、浦和がリードを広げた。

 試合終了間際は相手に押し込まれる時間が続き、40分には相手に1点を返される。そんな中、後半アディショナルタイムにはDF山中亮輔にかわって宇賀神がピッチに投入された。

 宇賀神は「集中しろ」と声を出しながら守備の統率を図り、ピッチにいる選手たちを励ました。最後まで粘り強く守り切った浦和は、2-1で勝利。槙野に出場機会はなかったが、飲水タイムでは槙野が自ら歩み寄って若手の選手にアドバイスをしたり、ベンチから終始、大きな声でチームを鼓舞する姿が見られた。

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