■4-3-3における久保の使い道

 久保の日本代表における主戦場は、4-2-3-1のトップ下だが、オーストラリア戦で奏功し、その後もベトナム戦、オマーン戦と続けて採用してきた4-3-3から森保監督がシステムを再び戻すことは考えづらい。

 その場合、久保の出場可能性が高いと考えられるポジションは、右WGもしくはIHとなる。しかし、右WGは伊東純也がここまで2ゴール1アシストと、目に見える結果を残している上にプレッシングの局面でも効いており、森保監督も簡単には代えられないはずだ。

 また、残り4試合には首位サウジアラビアのホーム戦、3位のオーストリアとのアウェイ戦がある。森保監督のタイプ的にも、勝利よりも負けないことを優先することが予想されるので、アタッカー色が強い久保をリスクを負って先発起用する可能性は低く、IHにはより攻守にバランスのとれたMF田中碧やMF守田英正が起用されるのではないだろうか。

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