■11月20日/J1第36節 ベガルタ仙台 - 湘南ベルマーレ(ユアスタ)
ベガルタ仙台が湘南ベルマーレとの残留争い直接対決に敗れた。開始わずか10分で失点すると、74分にも失点。チャンスはいくつか作ったものの、それ以上に湘南に決定機を作られての完敗。スコア以上に差をつけられた、悔しい残留直接対決だった。
そして試合後、一部サポーターが仙台の選手が乗ったバスの前に立ちはだかった。試合終了時点では、他会場の清水エスパルスーサンフレッチェ広島の結果が分かっていなかったため降格は決まっていなかったが、湘南戦の黒星は事実上の“降格確定”だっただけに、サポーターの怒りが爆発。スタジアムが不穏な空気になったのだ。
実際、試合直後に選手がサポーターにあいさつするためにスタジアムを一周した際には、一部サポーターからヤジも飛ぶ状況で、選手はただうなだれるしかなかった。試合が終わったのはおよそ16時。そして選手がピッチを退場したのは16時7分。その後、着替えなどを済ませた選手を乗せたバスが囲まれたことになる。
サポーターが進路を阻んだため、バスはスタジアムを出ることができない。湘南の選手を乗せたバスが通る際にはサポーターも道を空けたものの、仙台のバスを通すことはなかった。機材を運ぶトラックなども何度か通ったが、そのたびに物々しい空気に包まれた。