■岡田武史さんには経験からなる引き出しがあった
――むしろ選手を使い続ける森保監督の信念の強さ、とも言えます。
後藤「今までやっていた選手の方が計算できるのは間違いないからね」
――2度のワールドカップで指揮を執った岡田武史さんのように、主要メンバーをガラリと変える場面は来るでしょうか。
後藤「あれは岡田さんじゃないとできないよ。本人の言葉だけど、『エイヤッ、の精神』に目覚めたから。いろいろ苦労して、そう思ったらしい。でも、南アフリカ大会直前の布陣とメンバーの変更は、結構前から頭の片隅にあったと思う。アンカーを置く方法はやっていたから」
大住「そうだと思う。本大会直前に負けた韓国との親善試合後の記者会見でも、試合のスタートでは守備をしっかりして、後半に変えるべきところは変えないと、と言っていたからね。引き出しはあったんだよ」
――やはり、経験は大事だということですね。
大住「1997年のワールドカップ予選で、日本代表は本当の修羅場をくぐった。でもそれ以来、ほとんど修羅場の経験がないんだよね」