別メニューでの調整が続いていた浦和レッズのDFトーマス・デンが10日に行われた公開トレーニング後にオンラインで取材に応じ、完全復帰への意気込みを語った。
今夏に東京オリンピックのオーストラリア代表にも選出されたデンは、去年のシーズン終盤から左足の股関節痛を訴えていたが、オリンピックでのプレー後に症状が再発していた。7月3日に行われた第21節の仙台戦の出場を最後に、およそ4か月間、戦列から遠ざかっている。
デンはこの日のトレーニングから全体練習に完全合流したが、紅白戦などすべてのメニューをこなし、チームメイトと汗を流した。自身のコンディションについては、「元の自分に戻ってきているので、早くチームへ貢献したい」と説明した。
浦和は直近のリーグ戦は2戦勝ちなしが続いている。そんなチームの現状については、「いくつかの試合は不運なものもあったが、チームはどんどん良くなっている。良いパフォーマンスができているし、若い選手も活躍していて、リカ(監督)の戦術をみんなが理解している。自分も外から見ている時には戦術を理解するようにしていたので、試合に出たらチームに貢献できると思う」と話した。