5日、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が定例会見を行い、7日に行われるJ1第35節の鹿島アントラーズとの一戦について、試合で警戒したい点を述べた。
現在、浦和と鹿島はともに同じ勝ち点59で並んでいる。得失点差で鹿島が上位につけているものの、混戦となっている3位争いから抜きんでるためにも、今節の勝ち点は重要になる。来季のACL出場権を獲得できる3位を狙ううえで、負けられない一戦だ。
鹿島の印象について問われたリカルド監督は、「良い選手がそろっているチーム。非常にプレスが強く、相手に前線からプレスをかけてショートカウンターを狙うという武器を持っている。相手がボールロストすれば、そこから速攻が始まるようなチームで、たとえば安西(幸輝)選手はインスイング、アウトスイング、いろいろなクロスを持っていて、中盤にもチームにプラスをもたらす選手たちがそろっている。鹿島のストロングポイントには気を付けてプレーしなければならない」と、相手のショートカウンターを警戒した。
さらに、11月のワールドカップアジア最終予選を戦う日本代表メンバーにも選ばれたFW上田綺世など、鹿島の若手選手についても触れた。
「上田選手は好調だと思います。背後のスペースを狙うのが得意という印象だし、荒木(遼太郎)選手も技術が高く、縦へのプレーやゴールを決める力を持っている。ただ、彼らだけではなく、外国籍選手たちも良いパフォーマンスを見せている。数週間前は結果が残せない時期もあったが、また勝つようになり、今は勝ち点が並んだ状態で対戦することになった」と話し、「この時期は全ての試合が決勝のような重要性を持つので、上位との対戦が続くタフなスケジュールだが、良いゲームや自分たちの良いコンディションを見せながら目標に近づいていきたい」と、上位対決に意気込んだ。