■伊藤「正直、優勝の瞬間を見てうらやましかったが…」

 この試合は川崎が勝てば無条件に優勝が決まるという一戦で、浦和は前半のうちに先制されるなど、終始、厳しい局面に立たされた。浦和が同点に追いついたことで、川崎の自力優勝は阻止できたが、他会場の結果で2位の横浜Fマリノスがガンバ大阪に敗れたことで川崎のリーグ2連覇が決まった。

 浦和にとっては、川崎の優勝に瞬間を横目に見届けることになったが、伊藤はその心境について問われると、「正直、うらやましいという気持ちが一番に出てきました」と、率直な気持ちを語った。

 それでも、「最初の(3月の)対戦では0-5で大敗したが、ルヴァンカップ(準々決勝)で2試合を戦い、今日も含めて、3試合とも引き分けだった。最初の対戦とくらべれば、自分たちができることや積み上げてきたものは川崎を相手にしても出せたと思います」と、表情は晴れやかだった。

 伊藤が話した、自分たちのサッカーへの手応えと自信とは―。

 

■試合結果

川崎フロンターレ 1―1 浦和レッズ

 

■得点

33分 ジェジエウ(川崎フロンターレ) 

89分 酒井宏樹(浦和レッズ)

  1. 1
  2. 2
  3. 3