■19歳の背番号10が決勝ゴール

 バルジュアン暫定監督の初陣は10月30日に行われたリーグ戦のアラベス戦。初陣は1−1で勝利を飾ることができなかったが、バルジュアン監督で臨んだ初のCLでバルサを救ったのは、リオネル・メッシから10番を受け継いだ19歳FWアンス・ファティだった。

 試合が動いたのは70分、右サイドでオスカル・ミンゲサがグラウンダーのクロスを供給。このボールは相手DFにカットされるも、こぼれ球がファティのもとへ。ファティはダイレクトでシュートを放つと、ボールは相手ゴールに突き刺さった。

 ファティの超反応、そして嗅覚が抜群だった。さらに右足でのシュートは強烈。まさに“ゴールに突き刺さった”圧巻の決勝ゴールだった。難しいボールをいとも簡単に合わせ、見事ゴールを記録。恐るべき19歳がCLでバルサを救う活躍をして見せた。

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