■11月03日/J1第34節 川崎フロンターレ 1-1 浦和レッズ(等々力)
川崎フロンターレが2連覇だ!
等々力競技場で浦和レッズと引き分けたものの横浜F・マリノスがガンバ大阪に敗れたため、優勝が決定。4試合を残してのリーグ制覇を達成した。現時点での勝点は「85」で、34試合を消化した時点での勝点は、川崎が持つ昨季の最多記録を塗り替えたものだ。
今季は、主力選手の海外移籍に加えてACLとその隔離生活もあって苦しいシーズンとなったが、終わってみれば国内では圧倒的強さを示した1年間となった。それだけに、優勝が決まったあとは選手が笑顔や安堵の表情をそれぞれ見せていた。普段は怖い表情を見せる鬼木達監督も、笑顔で等々力競技場を一周。黄金のジャケットを着るなど、試合とは違った一面を見せた。
この試合に駆け付けたサポーター・観客は1万1603人。これは浦和レッズサポーターも含めた数字だが、この試合で決まらなければアウェイで決まる可能性が高かっただけに、1万人を超える観衆を集めたホームスタジアムでこの瞬間を迎えられたことは、チームにかかわるすべての人にとってうれしいものとなったはずだ。
先制ゴールを決めたジェジエウはシャーレを持って場内を一周し、旗手怜央は人目をはばからず涙を流した。昨季限りで引退した中村憲剛氏もピッチに降りて祝福し、復帰したばかりの大島僚太も感慨深げに歩いていた。
リーグ戦は残り4試合。そして残るタイトルは天皇杯。2冠に向けて、最強軍団が新たな強さを証明する。