名古屋グランパス、ルヴァン初戴冠!(1)「セットプレーで壊され、セットプレーで壊した」2連戦のゲームプランの画像
先制ゴールを決めて喜ぶ名古屋FW前田直輝ら 撮影:中地拓也
■【画像】名古屋グランパス‐セレッソ大阪の写真■

■10月30日/JリーグYBCルヴァンカップ決勝  名古屋グランパス 2-0 セレッソ大阪(埼玉)

 名古屋グランパスがルヴァンカップを勝ち取った!

 埼玉スタジアムで行われた決勝戦で相手となったのは、セレッソ大阪。10月27日(水)に天皇杯準々決勝でぶつかった相手と、中2日での連戦という異例のタイトルマッチとなった。この試合は豊田スタジアムで行われたものの、結果はまさかの0-3。天皇杯のタイトルを逃しただけでなく、ルヴァン決勝の“前哨戦”を落としたことで、精神的な切り替えも求められることとなった。

 しかもC大阪は、天皇杯の試合には直近のリーグ戦から大幅なターンオーバーをして臨んでいた。若手選手を抜擢し9人を変更するという、ルヴァンカップ決勝を見据えた起用法とも思われた一方で、名古屋は直近のリーグ戦とほぼ同じメンバー。埼玉での決戦を前に、選手選考の時点で駆け引きが行われていたはずだ。

 決戦の10月30日、ルヴァンのタイトルを獲るためにマッシモ・フィッカデンティ監督が送り込んだメンバーは、天皇杯準々決勝から4人変更していた。対するセレッソは、下馬評通り8人変更。継続で挑む名古屋と、フレッシュさでぶつかるセレッソの相反する構図となった。

 中2日での異例のタイトルマッチは、堅い内容で推移した。中盤で互いにボールを奪い合い、アタッキングサードへの侵入を容易には許さない。ただ、時間とともにペースはセレッソへと傾いていく。乾貴士奥埜博亮山田寛人が好機を迎えてゴールに迫ったのだ。

PHOTO GALLERY ■【画像】名古屋グランパス‐セレッソ大阪の写真■
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4